イケさんのブログ

4歳の息子がいるパパの奮闘記。仕事は教育ITベンチャーに転職したばかり。仕事や教育や子育てについて、ゆる〜く書いていきます。

【予備校から教育系ITベンチャーに転職して3ヶ月】「逃げた負け犬」であり「使えない奴」であるという「自覚」がもたらしたもの

転職して3ヶ月が過ぎました。

試用期間(?)を終え、今思うことを書いておきたいと思います。塾予備校といった民間教育業界から転職を考えている方の1つの参考になれば。

 

 

私は「逃げた負け犬」だった!?

 

転職した理由は以前書いたので、興味のある方は

大手予備校から教育ITベンチャーへ転職した理由① - イケさんのブログ

大手予備校から教育ITベンチャーへ転職した理由② - イケさんのブログ

をご覧いただきたいのですが、

見方によっては「逃げた負け犬」なのかもしれません。

なぜそう思ったのかというと、、、

  「ホワイト」vs「ブラック」

振り返ってみると、前職のことを人に話すときに、

①現職と比べてホワイトな面

②現職と比べてブラックな面

の2つがあるとしたら、

②現職と比べてブラックな面

のネタを話す方が多かったのかなと思ったのです。

「1日12時間以上平気で働いていた」とか「土日休みは年に数回」とか。

理由を考えてみると、

・ネタとして面白い

・ハードな経験は共感を呼ぶ

とか考えていたのもあります。

しかし、客観的に見れば、ブラックなことを消化する力量がない使えない奴だったからこそ、転職するという選択をせざるを得なかったのであり、転職を正当化するために前職のブラックだったことばかりにフォーカスしてしまう、とも言えます。

結局は「逃げた負け犬」だったのです。

 

「使えない奴」である自覚

上記したことに加え、転職して3ヶ月、自分が「使えない奴」であることが自覚できるようになってきました。

当然と言えば当然で覚悟もしていたつもりでしたが、仕事の流れも、お客さんとの付き合い方(BtoB)も、商品知識も、知らない・分からない。いちいち調べたり人に聞かないと仕事ができません。

周りの仲間もタフで優秀です。色々な畑の人材が集って仕事をする環境も初めてであったため、上長やエンジニアの方々、カスタマーサクセスの仲間との会話についていけないこともしばしば。加えてみんなハードでブラックな経験を積んできている方ばかりで、経験値があるからこそ優秀です。自分だけがブラックな経験をしているわけではありません。

正直もう少しやれるんじゃないかとタカを括っていた自分はあっけなく潰れ、周りの仲間の優秀さとのギャップがさらに追い打ちをかけ、自分は「使えない奴」であることが自覚できるようになってきました。

こんな感覚は前職の予備校で、新米校舎長になったばかりの頃、何をするにも失敗ばかりでボロボロになったとき以来でした。

 

しかし「負け犬」であり「使えない奴」だと「自覚」できた

「自覚」することは、しんどくないと言えば嘘になりますが、それでも「自覚」できたことはプラスだと思えるようになりました。

それは「自覚」したことにより、転職前では考えられない程、今は勉強しているし、新しいことにチャレンジしているからです。勉強しないとついていけないということもありますし、「脱・負け犬」「脱・使えない奴」に自分を変えていくには学び、チャレンジするしかないからです。

例えば、今は1人で、とあるマニュアルを作るというミッションを受け、取り組んでいます。もちろん初めての経験ですし、1人なので誰も答えを教えてはくれません。不安もありますが、やりがいも大きく、チャレンジするしかない環境なので、思い切ってトライ&エラーしようと思っています。

3ヶ月でもだいぶ変わってきたな、と感じていますし、「自覚」は「変化」の序章でした。

 

前職に感謝を、今後の教育業界におけるキャリア設計には危機感とワクワクを

まとめになりますが、前職におけるブラックな経験や失敗の数々から得られたことは、大きな糧になっています。私の場合は、前職の予備校で校舎長や担任として、生徒・保護者、社長・先輩方・同期、共に校舎を盛り上げてくれた学生チューターたちから多くを学ばせてもらいました。そう考えれば、「ブラック万歳!」だったのかもしれません(笑)前職に感謝ですね。

 

私は転職した今も教育の仕事が好きです。

ただ私の生きる教育業界は今激動期を迎えており、変化の流れが早くなっていることに、転職を経て気づきました。転職前よりも強い実感を伴って感じています。

変化が激しいということは大きなチャンスである一方、学び続け、変化し適応し続けなければ、生き残れないと感じています。危機感ではあるのですが、同時にモチベーションでもあります。

そして幸運なことに、現職の仕事は、教育の未来を創るような仕事です。ワクワクするような教育の仕事です。教育業界で生きていくと決めているからこそ、今は微力でも全身全霊をかけて取り組みたいと思っています。

キャリア設計や人生設計から考えれば、転職というリスクある選択を取りましたが、何もかも自分で正解にしていく、正解を創っていくしかありません。

そういう覚悟で4ヶ月目に入っていきます!

 

(参考)

参考になったのは、有給休暇中に読んだこの本でした。転職前の期待と不安が入り混じっていた時期に、予習的に読んでおいてよかったなと思います。転職前でも、「もし転職したら」を想定するツールにはなると思います。

転職後、最初の1年にやるべきこと

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。