大手予備校から教育ITベンチャーへ転職した理由②
今日は昨日に引き続き、大手予備校から教育ITベンチャーへ転職した理由を書いています。
(続き)
が、2月。
嫁から「今の生活を続けていくのはもう無理。」と相談されました。
辞めるつもりがなかった私は何とか仕事を継続しながら問題を解決する術を探しましたが、そんな術はなく。。。かと言って他部署に行ってまで働きたいという気持ちもない。踏ん切りのつかない私と嫁が口論になることもしばしばでした。
そのとき、ふと考えたのは、
「何で働いているんだっけ?」
「俺の人生って何が大切なんだっけ?」ということ。
結論は、家庭において夫であり父である今、
『家族のため』だなと。
その『家族』が苦しんでいる今、自分が家族に関われる時間を増やす決断をすることに、なぜ躊躇する!?と思いました。
そして仕事は現場が好きだけど、現場で働いていくことは、確かにもう無理だなと。未練がないと言えば嘘になるけど、3年毎に転勤になってその都度家族を連れ回してまで現場に固執したくはないなと思うようになりました。
(ちなみにTハイスクールは転勤と共に、その校舎の付近に住まなければならなくて、「通勤したい」と言うと、なぜか白い目で見られたり、人事から怒られたりしました。笑 つまりほぼ引越を強要されていたわけです。)
そう考えたら自然と「転職しよう!」と思えるようになり、それからは早かった。2月にありとあらゆる転職サイトにエントリーして、仕事しながら、少しずつ説明会や面接に行ってみたりして。ただあまり急がず、4月までに決めようとか考えず、先1年くらいで自分に合う会社や環境を選ぼうと思っていて、ゆとりを持たせていました。
すると考える時間も取れて、キャリアの棚卸し、これまでの人生を元にこれからの人生をどう描くか、何をして生きていきたいのか、家族と仕事のバランスの理想、子ども教育資金や老後資金どうするなど、悶々と考えられました。
そして自分の中で軸がもう1度固まったとき、運とタイミングも重なり、5月に現職と巡り合いました。
最初はビズリーチでメッセージをもらって、「まぁ話だけでも聞いてみるかー」と思って軽いノリで行ってみたら、「あれ?教育ITベンチャーって面白そう!!」と。そのとき面接してくれたのが今の上長でした。この上長は、社長との最終面接後に直筆の手紙と、嫁にとルイボスティーを手渡してくれました。手紙には入社してくれたら私に任せたいと思っている仕事内容や、今後の事業展開などを書いていて、本当に必要としてくれていることが伝わってきました。また面接でポロっと言った嫁のことを気遣ってくれた姿勢にも感動しました。手紙は今でも大切に取ってあります。(笑)
そんな経緯で6月月初に決断し、7月は有給休暇を消化し(過去8年一度も一日も消化していなかった…)、8月から転職しました。
転職自体を振り返ってみると、転職して本当に良かった!
仕事も自分の領域を広げられている実感があって、ワクワクチャレンジしているし、家族と過ごせる時間もめちゃくちゃ増えました。子ども好きの私としては、土日終日、子どもと過ごせるなんて幸せ以外の何物でもないです。双方いいことしかなくて、決断して正解だったな~と思っています。
また、幸せを謳歌しつつ、自己成長に投資できる時間も増えたので、次のステップに向けて新たなチャレンジに取り組めていることも転職して良かったことです。このブログもそうですし、読書量も圧倒的に増え、FacebookやTwitterもまめに発信するようになりました。また禁煙・減酒にも成功し、ランニングも週2~3回を習慣化することができています。以前の自分なら考えられない変化です。
以前同僚に、「ネクタイ締めずに8時間働いて、土日祝日が休みで、給料もらえるなんて、何てホワイトなんだー!!」と言ったら、「いや、普通でしょ!(笑)」と返されました。(笑) ブラックな経験値を積んでいた分、ホワイトの有難みを強く感じられるのかもしれません。
まとめ。
人生100年時代になるのであれば、転職なしで過ごす人の方が少ない時代になるのかもしれません。転職が良い・悪いではなく、自分が幸せに感じる方へ、ワクワクする方へ決断していけばいいんだなと学びました。転職を考える方の参考になれば幸いです。